

市役所で30年間無欠勤で働く市民課長・渡辺は、自身が胃癌であることを知る。残された命が短いと悟った彼は、これまでの事なかれ主義的な生き方に疑問を抱き始める。一通の公園建設の陳情書をきっかけに、彼は本当の「生きる」意味を見出そうと奔走する姿を描いた名作ドラマ。
主演の志村喬による迫真の演技と、黒澤明監督が描く重厚な人間ドラマが見どころ。官僚主義への批判を交えつつ、人が人生の終わりに何を成せるかを問いかける。ブランコに揺れながら「ゴンドラの唄」を口ずさむ屈指の名シーンは、観る者の心に深い感銘を与え続けている。

志村喬
Kanji Watanabe

田中春男
Sakai

金子信雄
Mitsuo, son of Kanji

左卜全
Ohara

小田切みき
Toyo

日守新一
Kimura

千秋実
Noguchi

山田巳之助
Subordinate Clerk Saito

藤原釜足
Sub-Section Chief Ono

小堀誠
Kiichi Watanabe, Kanji's Brother