

映像作家・吉開菜央が、34歳での心身の不調と母の死をきっかけに、禅寺での修行を通して生を捉え直すセルフドキュメンタリー。呼吸や食事といった身体の根源的な営みに立ち返り、自身の喪失と向き合いながら、世界と再び対話するための方法を独自の視点で編み出していく。
ベルリン国際映画祭正式出品作。身体表現、手描きアニメ、家族の記録映像など多彩な手法を横断し、静謐かつエネルギッシュな映像美で描く。撮影の小田香ら気鋭のクリエイターが集結し、個人的な体験を普遍的な祈りへと昇華させた実験的で瞑想的な構成が見どころ。